28 これまで、パソコン教室のエフセブンで、レッスンや講座で使うテキストを作成するのは、Windows PCでMicrosoft Wordを使って文書を作っていた。Wordは、これまでもずっと使い慣れたソフトであるし、レッスンをするくらいだから、ノウハウもある。一般的によく知られていることだが、見たままを編集する「印刷レイアウト」表示なら、実際の印刷イメージとほとんど変わらない状態で編集を進められて効率的だ。
 Wordから電子文書を作成するのはPDFに出力するのが一般的だ。レイアウトが崩れず、フォントが埋め込まれるなど、印刷イメージそのものの文書を作ることができる。
 しかし、PDF文書は、スマートフォンや小型タブレットだと文字が小さくなって読みにくい。
 そこで、ePub文書を作ることになるのだが、Wordの場合、それが簡単にいかない。もともとWordの場合は、独自の仕様なので、XHTMLが基本になっているePubとの互換性がない。
 そのため、ePubファイルを作成するのには、Windows版のSigilか、MacでPagesを使っていた。Mac版のSigilは、これまで使ったことがなかった。
 さて、久しぶりにSigilを見てみると、現在開発が止まっている。Epub3にも対応していない。Sigil for Macをインストールしてみたものの、出番はなさそうだ。何かいい方法はないものか。